【レビュー】日本でも発売 衝撃の1億画素カメラ「Xiaomi Mi Note 10」はカメラ性能とバッテリー持ちの良さが特徴のスマホだ
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どうもこんにちは。さて、いろんなところで話題のスマホが届きました。世界初の1億画素のカメラスマホ。XiaomiのMi Note 10です。


- 世界初の1億画素カメラスマホ。ファーウェイと真っ向勝負か
- 世界初の1億画素のカメラスマホ。写りはいいがレスポンスの悪さは課題か
- Huawei P30 ProキラーにはなれないXiaomi Mi Note10
- Mi Note 10のスマホとしてのスペックはミッドレンジ
- カメラスマホとしてはアンバランス。課題はXiaomiとしては高い価格
世界初の1億画素カメラスマホ。ファーウェイと真っ向勝負か
さて、Mi Note 10は中国のスマホメーカーであるXiaomi(シャオミ)が満を持してリリースしたカメラに特化したスマホです。中国国内ではCC9 Proとして販売されています。カメラ構成は前例のない背面5眼構成が特徴です。
標準:1億800万画素 f1.7 25mm相当サムスン製1/1.31型イメージセンサー光学2倍 1200万画素 f2.0 50mm相当光学5倍 500万画素(アップスケールで8万画素相当の出力)f2.0ロスレス10倍、最大50倍までデジタルズームが可能超広角:2200万画素 f2.2 13mm相当マクロカメラ: 200万画素

確かにカメラが縦に5つも並ぶ異様なスマホだ。似たデザインといえばファーウェイのP30 Proだろう

Xiaomiのロゴもファーウェイと同じ配列にしてることから、P30 Proの対抗馬をかなり意識して来てると思います。
特に筐体の加工やカメラ配列やCEマークの位置なんて完全に意識しています。あまりに寄せすぎた結果、画面保護フィルムはP30 Proのものがそのまま使用できます。
世界初の1億画素のカメラスマホ。写りはいいがレスポンスの悪さは課題か
この機種の目玉はなんと言っても1億画素のメインカメラです。これはシャオミと韓国のサムスンが共同開発した有効画素数108,000,000画素(1億画素)で、センサーサイズも1/1.3型とかなり大きい。
1億画素と言えば中版レフの上位機にやっと採用されたレベルの高精細センサーですが、なんとスマホにも積めるようになりました。一方で、基本的には1億画素ではなく、9in1という隣接9個の画素を1つの画素と認識させて1200万画素相当で撮影するのだという。これによってズーム時の画質劣化を抑え、夜間でもノイズを抑えて綺麗に撮影できる。

マーケティングアピールとしても素晴らしいですね。1億画素なんて数字を出されたら食いつきますよ
さて、スマホの高画素化はズーム機能とともにありましたが、昨年発売のファーウェイP20 Pro発売後はその波が再び到来。XiaomiやOPPOなどのメーカーがソニーのIMX586(4800万画素)を採用したことで、ズーム画質の向上や夜景撮影性能向上が見込める高画素センサー搭載機が一気に増えました。
そんなXiaomi Mi Note 10でいくつか撮ってみましたので、以下作例を掲載する。





思ったほど悪くない印象。ここまでフルオートで撮ってますが、普通に撮れています。写りとしてはファーウェイには劣る印象だが、価格を考えれば納得だ。センサーが大型化なのか、Lumia 1020などと同様にボケる。


50倍ズームの精度は意外にも悪くない。ここはP30 Proとほぼ同等レベルだ


こちらは1億画素モードから拡大して切り抜いたもの。相応の解像感を残している

超広角カメラも使いやすい。
Huawei P30 ProキラーにはなれないXiaomi Mi Note10
さて、1億画素のメインカメラなど部分的なスペックではP30 Proを凌駕するMi Note 10ですが、使ってみて感じたことは「P30 Proキラー」までには至らなかった印象です。
その理由は、Mi Note 10のカメラは「設定を細かく決めてマニュアルで撮るカメラ」の印象です。今のスマホトレンドでもある「AI識別と最適化で綺麗に撮れるカメラ」ではありません。

Xiaomi Mi Note 10
25mm f1.6 SS 16sec ISO 1600 108MPモード RAW撮影
これはMi Note10を三脚を使ってマニュアルで撮ったものです。目で見た明るさに非常に近い仕上がりになっており、ナチュラルなものです。でも、綺麗か?と言われると微妙なところですよね。
これはMi Note10を三脚を使ってマニュアルで撮ったものです。目で見た明るさに非常に近い仕上がりになっており、ナチュラルなものです。でも、綺麗か?と言われると微妙なところですよね。

その写真をフォトレタッチしたのがこちら。
つまり、一眼カメラなんかと同じで現像して初めて真価の出るカメラなのです。もちろん、オートではここまで撮れません。Xiaomi Mi Note 10は基本性能こそ高いが、それをユーザーが簡単に使えるものではないのです。
これはファーウェイのP30 Proがワンタッチで誰でもライカの絵が撮れるカメラなだけに、同等レベルを期待した人は落胆したことでしょう。

Huawei P30 Pro
27mm f1.6 SS 0.5sec ISO 204800 RAW撮影
参考までにP30 Proの写真を置いておきます。これが三脚無しの手持ち、かつ無編集で撮れるのは大きいですね。誰でも手軽に星空が撮れます。
もうひとつの課題は1億画素カメラを扱うにあたって、プロセッサが非力すぎるのです。写真を撮る際のレスポンスが良くなく、撮ってからギャラリーに表示されるまでに4〜5秒ほどかかります。1億画素モードだと10秒ほどかかることもあります。
もちろん、プロセッサに無茶をさせていることは承知なのですが、ハードウェア的にはSnapdragon 730のISPであるSpectra 350は※シングルカメラだと最大で19200万画素までをサポートしています。特段ハードウェアに無理をさせているわけでもなさそうです。
※Xiaomi Mi Note 10の場合背面に5つのカメラがあるが、それらを同時に使うことは無い。
ここはどちらかと言えばストレージの書き出し速度やキャッシュのサイズなどが関わってきますが、フラグシップ端末ではないのでこの辺りが足を引っ張っているのではないかと考えます。クアルコムとしても最上位のSoCでもないものに、不釣り合いで型破りな1億画素センサーを載せる構成など考えもしなかったと思います。この辺りはソフトウェアアップデートで改善される可能性はあるので今後に期待と言ったところです。
対するP30 Proも夜景モードのようなものは処理に時間がかかることもあるが、さすがに5秒も待たせられたりはしないです。こちらはKirin 980のISPを自社向けにかなり自由に設計していることもあって、AI処理の識別などもかなり早いです。
Mi Note 10のスマホとしてのスペックはミッドレンジ
ここまでカメラとして書いてきましたが、普通にスマホとしてみていこう。カメラ以外のスペックはざっくりこんなところ
SoC Snapdragon 730Gメモリ 6GBストレージ 128/256GB6.47インチ OLEDフロントカメラ 32MPバッテリー容量 5200mAhOS Android 9.0 MiUI 11画面内指紋センサー内蔵イヤホンジャック有り
この辺りのスペックは同社のRedmi K20などに近い印象です。Snapdragon 730Gは通常の730からGPUクロックが1段階引き上げられたモデルとなっており、このシリーズとしてはパフォーマンスが高いものです。性能としてはざっくりSnapdragon 835相当と思っていただけるといいですね。普段使いには全く問題ないかと思います。
画面はOLEDなだけあって鮮やかで綺麗です。コアファーウェイも同じですが、日光が当たる場面ではやや見ずらい場面もあった。画面内の指紋認証の感度についてはファーウェイよりは一歩劣る印象だが、ここは価格とトレードオフだ。
また、ミッドレンジながらバッテリー容量が5200mAhとかなり大容量なこともあって電池持ちがかなり良いです。並のゲーミングスマホすら上回る容量だ。本体スピーカーこそ微妙だが、イヤホンジャックを備える点もプラスだ。

イヤホンジャックを備える
こればかりはアレですが、P30 Proなどに比べると厚みと重さは感じますね。また。ミドル帯ながらBand19に対応しています。ドコモ系MVNOなら比較的問題は無いかと思います。
カメラスマホとしてはアンバランス。課題はXiaomiとしては高い価格
結果として見切り発車みたいな部分で出てきたMi Note 10ですが、P30 Proキラーになれなかったもうひとつの理由が価格です。実はヨーロッパ市場では約6.5万円〜とXiaomiにしてはかなり高い値段設定になっています。参考までに同社のハイエンドのMi9は初動価格で5.5万円〜というのを見ても高い。
Xiaomiからすれば「P30 Proよりも定価ベースなら2/3だぞ!これだけ積んでてすごいだろ!!」と言いたいのでしょうが、問題はP30 Proが早い段階で値下げが入ってたことです。実のところ、現在はユーロ圏のAmazonなんかでは630EUR(7.7万円)程度でP30 Proが購入できます。
このようなスマホの購買層からみれば「P30 Proよりも1万円安くてカメラ同じ位のMi Note 10」ではなく、「Mi Note 10に1万足せばP30 Pro買えるじゃん!」となるのです。結局これはアジア圏でも同じことが言えるでしょう。多くのレビューが出た今、P30 Proよりも玄人向けのスマホなど必要か?という状態になっています。
中国の11/11セールもあってか日本では海外通販を通して初動から5.5万円程度で購入が出来ました。ハイエンドのMi9やRedmi K20 Proに比べると割高な印象は感じますね。正直ウケるのは諸外国に比べて諸事情からP30 Proの流通量が極めて少ない日本くらいな気がします。
ひとつ言えるのはジェネリックファーウェイではありません。これはあくまでXiaomiが作った通話のできるスタイリッシュなデジタルカメラと思った方が良いかもしれませんね。いつか、Xiaomiがファーウェイに並ぶようなカメラスマホを作ってくることを期待したいです。